
【工場長コラム】#001 - ひとりから始まった工場で
2026年9月28日 17:00:00
はじめまして。ピクセルインテリジェンス湘南イノベーション工場の工場長、齋藤洋明と申します。
今月からこのコラムで、工場の日々や考えていることをお伝えしていきたいと思います。
<トヨタでの26年から、新しい挑戦へ>
私はトヨタ自動車で26年間、生産技術の仕事をしてきました。長くエンジンの生産技術の開発に携わり、その後は車載用電池の工法開発を担当しました。
中国・広州と天津への出向も経験し、現地の皆さんには公私ともに本当にお世話になりました。
ご存じのとおり、近年、自動車業界は大きな変化を迎えています。
自動車の構造の変化にともない、つくり方だけでなく、クルマの使われ方そのものが変わってきました。
例えば電気自動車、ライドシェア、そして自動運転です。
その変化の世界にもっと積極的に自分が関わりたい。
そう考えていたときに中国に開発拠点を持つ自動運転ベンチャーのPIX Moving社が日本に工場をつくると聞きました。
これは中国で受けた恩を返せるかもしれない。これまでの知見や生産技術を新しい分野で生かせるかもしれない。
そう思い、転職を決めました。
<ひとりから始まった工場>
入社した当初、日本側のメンバーは私ひとりでした。
最初の仕事は、工場の掃除と中国から来る仲間のビザ申請や住まい探しのお手伝いです。
少しずつ仲間が増え、自動運転の試乗イベントを重ね、今年はついに自社で公道実証実験を行えるところまで来ました。
まだ小さなチームですが、そのぶんひとつひとつの案件に全員で向き合っています。
<これから大切にしたいこと>
工場では、「正直・誠実」「人とのコミュニケーション」「自ら学び行動する」「改善と標準化」の4つを大切にしています。
どれも特別なことではありませんが、毎日コツコツ続けることで、互いに育ち合うチームができると信じています。
今年で3年目を迎えたまだ若い会社ですが、夢と希望を持って事業を前に進めることが私のミッションだと考えています。
これから仲間を増やし、業界の皆さまと力を合わせて、自社車両の開発と自動運転の社会実装を進めていきます。
目標は、レベル4の自動運転を実証し日本の自動運転の一角を担うことです。
湘南茅ヶ崎の小さな工場から、どんな一歩が生まれるのか。
このコラムで、その歩みをお伝えしていきます。
どうぞよろしくお願いいたします。




